2013年05月22日

シャーロック・ホームズが私を大人の読書に導いた=その5

 ホームズ・シリーズの蔵書のご紹介、続きです。
 これらは、新刊書店でごく普通に手に入るものなので、あえて私が紹介するまでもないのですが。

《光文社文庫 新訳シャーロック・ホームズ全集》 ※訳者は日暮雅通
  「シャーロック・ホームズの冒険」 (2006年1月初版)
  「シャーロック・ホームズの回想」 (2006年4月初版)
  「緋色の研究」 (2006年7月初版)
  「シャーロック・ホームズの生還」 (2006年10月初版)
  「四つの署名」 (2007年1月初版)
  「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」 (2007年4月初版)
  「バスカヴィル家の犬」 (2007年7月初版)
  「シャーロック・ホームズの事件簿」 (2007年10月初版)
  「恐怖の谷」 (2008年1月初版)

 光文社文庫はここ10数年ほど、古参のミステリ通をうならせるような企画が目白押しでした。

 「江戸川乱歩全集」全30巻しかり、「山田風太郎ミステリー傑作選」全10巻しかり、ミステリー文学資料館・編の「幻の探偵雑誌シリーズ」「蘇る推理雑誌シリーズ」などもしかりで、この新世紀初のホームズ全集も詳細な注釈や訳者(シャーロキアンの第一人者)による解説、著名人のエセーまで添えられて、懇切丁寧な造本で好感が持てます。
 シドニー・パジェットら当時の挿絵が復刻されており、視覚的にもホームズの世界に浸れるような仕掛けになっています。

《創元推理文庫 新訳版シャーロック・ホームズ》 ※訳者は深町眞理子
 旧訳版の阿部知二・訳で出せなかった「事件簿」を、著作権の切れた1991年に深町眞理子さんが訳出した後を受けて、同じ訳者で残りの8冊の新訳版を順次刊行していく、という試みのようです。
 これも当時の挿絵が復刻されています。(創元推理文庫といえばこの人)戸川安宣さんの解題、識者による解説(解説者の専門分野からホームズを捉える、といった内容)がついて、現在のところ次の7冊まで出ています。

  「シャーロック・ホームズの事件簿」 (1991年5月初版)
  「シャーロック・ホームズの冒険」 (2010年2月初版)
  「回想のシャーロック・ホームズ」 (2010年7月初版)
  「緋色の研究」(2010年11月初版)
  「四人の署名」 (2011年7月初版)
  「シャーロック・ホームズの復活」 (2012年6月初版)
  「バスカヴィル家の犬」 (2013年2月初版)

 深町眞理子さんの訳業というと、私にとってはながらくホームズ・パロディのケッ作「シュロック・ホームズ・シリーズ」でしたが、本家本元の全訳という偉業を成し遂げられつつあるとは、ご同慶の至りです。

 実はこのブログ記事を書くにあたって、ホームズ関連本の現物をあれこれひっくり返しているうち、ついつい深町版「冒険」の中身を読み始めてしまい、昨夜読み終えたところです。
 あの中学生の時の完読以来、何回目だろう。読み手の歳や訳者は変わっても、ホームズの世界はあの頃のままでしたね。
 で今は「回想」に取り掛かりつつあります。

posted by Pendako at 09:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書遍歴 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Pendakoさま
お元気でいらっしゃいますでしょうか?
インフルエンザがはやっておりますので、どうぞご自愛ください。
Posted by okamura at 2014年02月01日 11:26
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