2013年04月16日

「わぁ懐かしい~」と思われる50代の方も多いのでは?あかね書房『少年少女世界推理文学全集』=その1

 この全集については、ネット上で実に多くの方がそれぞれの思い入れを込めて言及されていますね。
 全20巻で、1963年から1965年にかけて順次刊行されたようですが、私の通っていた小学校の図書室にも置いてありました。

少年少女世界推理文学全集
 
 1 モルグ街の怪事件(ポオ 久米元一・訳 後藤一之/林宏樹・絵)

 2 シャーロック・ホームズの冒険(ドイル 白木茂・訳 横尾忠則・絵)

 3 赤い家の秘密/黄色いへやのなぞ(ミルン/ルルー 神宮輝夫・訳 三輪滋・絵)

 4 アルセーヌ・ルパンの冒険(ルブラン 那須辰造・訳 和田誠・絵)

 5 ふしぎな足音(チェスタートン 前川康男・訳 原田維夫・絵)

 6 魔女のかくれ家/二つの腕輪(カー 内田庶・訳 後藤一之・絵)

 7 ABC怪事件/恐怖の旅客機(クリスティ 塩谷太郎・訳 駒崎晶子・絵)

 8 エジプト十字架の秘密/十四のピストルのなぞ(クイーン 亀山竜樹・訳 横尾忠則・絵)

 9 恐怖の黒いカーテン/アリスが消えた(アイリッシュ 福島正実・訳 原田維雄・絵)

 10 学園の名探偵/スパイの秘密(ヒルトン/モ―ム 高橋豊・訳 駒崎晶子・絵)

 11 のろわれた沼の秘密(ホイットニー 白木茂・訳 三輪滋・絵)

 12 マギル卿さいごの旅/チェーン・ミステリー(クロフツ 内田庶・訳 沢田重隆・絵)

 13 エジプト王の呪い/スコッチ・テリアのなぞ(ヴァン・ダイン 伊藤富蔵・訳 黒田征太郎・絵)

 14 あかつきの怪人/暗黒街捜査官(チャータリス/チャンドラー 福島正実・訳 灘本唯人・絵)

 15 X線カメラのなぞ/マルタの鷹(ガードナー/ハメット 亀山竜樹・訳 山下勇三・絵)

 16 非常階段 /シンデレラとギャング(ウールリッチ 常盤新平・訳 木村輝年・絵)

 17 名探偵シャーロック・ホームズ(ドイル 白木茂・訳 つだこう・絵)

 18 ジキル博士とハイド氏/自殺クラブ(スチーブンソン 飯島淳秀・訳 伊坂芳太良・絵)

 19 人工頭脳の怪/ノバ爆発の恐怖(シオドマク/ハインライン 内田庶・訳 松下勲・絵)

 20 暗黒星雲/生きている首(アシモフ/ベリヤーエフ 福島正実・訳 真鍋博・絵)

 以上がそのラインナップですが、作家・作品・訳者・挿絵画家など、当時児童向けの読み物としては実にゴージャスなセレクトだったと思われます。
 特に装幀(沢田重隆/鈴木康行)が斬新!知的で高級感がただようハイセンスな雰囲気でした。

 当時はまだ児童にとってミステリは「低俗な小説」「くだらない読み物」「勉強の役に立たないもの」という偏見が世間にあって、それを払拭しようとする編集者たちのアイデアと努力の賜ものだったのかもしれません。

 次回から、私の思い出もまじえて、もう少しこの全集に関して記していきたいと思います、。
この記事へのコメント
Pendakoさま、はじめまして。okamuraと申します。突然のコメントをお許しくださいませ。

少年少女世界推理文学全集、わたくしも幼少の折に親しみ、何よりも心に刻んだ本です。図書館で廃盤になったぼろぼろの本書を父がもらい受けて以来、高校を卒業し家を出るまで読み続けて参りました。
ものを書く仕事に携わりました今も、思えば原点ともいえるこの全集をもう一度読み返したく、ひたすら探し続けておりますが、いっこうに見つかる気配はございません。
何年も前よりあきらめておりましたが、Pendakoさまのブログを拝見し、冒頭の「蔵書の処分」を目にし、いてもたってもいられず、お便りをすることを決意いたしました。

「我が子を手放す親の心境」とおっしゃるPendakoさまのお心を拝見しながら、なお、あつかましいとは存じますが、もし、この全集が処分の対象となっておりましたらば、何卒、何卒お譲りいただくことはできませんでしょうか?

ご連絡の方法がわかりかねましたので、コメントでのお邪魔とさせていただきましたことをお許しください。
seesaaアカウントは持っておりませんが、もし取れるようであれば、そちらからもご連絡させていただきたく存じます。

わたくしのメールアドレスを、このコメントに添えさせていただきました。
お手数ではございますが、ご連絡をいただけるようであれば、心から嬉しく思います。

それでは失礼いたします。
Posted by okamura at 2013年05月07日 19:53
追記
Pendakoさま
先ほどコメントを登校いたしましたokamuraと申します。
Pendakoさまに「メッセージを送る」をしようと、seesaaアカウントをとってみましたが、ブログを作成しなくてはならない?ようで、うまくいきませんでした…。
ここのコメントのみのご挨拶となってしまい、本当に申し訳あございません。

ぶしつけな内容のコメントであり、心苦しく思いますが、ご確認いただけましたらとても嬉しく存じます。

江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ、図書館で借り、夢中になって読みました。
いやいやえん、文字も読めない頃から、母が読み聞かせてくれました。
子供の好む、いわゆる楽しいおもちゃやゲームを飼ってもらうことはありませんでしたが、本だけは傍にありました。
わたくしを育ててくれました。
Posted by okamura at 2013年05月07日 20:50
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